[就活]何から手をつけていいか分からない

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10月の活動内容(前年比):学生調査
10月の活動内容(前年比):学生調査 全 9 枚 拡大写真

 エン・ジャパンが運営する学生向け就職情報サイト「[en]学生の就職情報」は11月15日、2013年3月卒業予定の学生と求人企業を対象に実施した「2013年度新卒採用就職・採用活動アンケート」の結果を公開した。

 同調査は、「[en]学生の就職情報2013」に登録するモニター学生と「[en]学生の就職情報パートナーズNEWS」登録企業を対象に、10月7日〜17日にメールによるWeb投票画面の配信で実施。有効回答数は学生調査が1,053名、企業調査は341件。

 学生に現在の就職活動の状況を尋ねた質問では、「自己分析」(23.8%)、「学内のガイダンス参加」(18.6%)、「業界研究」(18.5%)が上位となった。現在の悩みでもっとも多かったものは「何から手をつけていいか分からない」(20.8%)、次いで「漠然とした不安や焦り」(17.0%)、「やりたい仕事が見つからない」(13.6%)となっている。

 一方、企業に対しての質問では、現在の悩みでもっとも多かったのは「採用計画・準備」(44.9%)、次いで「母集団形成」(27.9%)。先月と比較してそれぞれ増加しており、広報開始の後ろ倒しによる懸念や不安(情報発信期間の短縮、採用活動の短期決戦など)から、母集団形成の対策や入念な採用計画の立案が必要と認識していることが伺える。

 2012年度の新卒採用において、49.3%の企業が「既卒者(卒業後3年以内)の応募を受け付けた」と回答した。その中で「既卒者からの応募があった」企業は75.0%、「既卒者に内定を出した」企業は15.0%だった。また2013年度においては、41.5%が既卒者の応募を受け付ける予定としている。

 企業の人材観については、来年度は新人研修を「前年度より強化する」(20.4%)が「前年より縮小する」(2.2%)を大きく上回っている。新人教育において重視する要素は、「主体的に仕事に関わる姿勢」(29.9%)、「チャレンジによる自己成長」(11.1%)、「競争意識・成果へのこだわり」(5.3%)などとなり、社員の早期戦力化に向けて、意識面を強化する傾向にあることが窺える。

 また、社員の定着や早期離職に対し「とても重要視している」「やや重要視している」の合計は51.0%。早期離職の理由としては「個人特性と仕事内容のミスマッチ」「周りの社員のサポート不足」などが挙げられており、定着率向上に向けては「社員サポートを強化」「定期的に新入社員の話を聞く」などの取り組みを重視していることがわかった。

就活生の悩み「何から手をつけていいか分からない」20.8%

《前田 有香》

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