熱気球ホンダグランプリ最終戦…休日の美味しい観戦プランは?!

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熱気球ホンダグランプリ。多彩なデザイン
熱気球ホンダグランプリ。多彩なデザイン 全 13 枚 拡大写真

11月23日(水・祝)から27日(日)まで、栃木県から茨城県にかけての空域で、2011熱気球ホンダグランプリ最終戦・とちぎ熱気球インターナショナルチャンピオンシップが行われる。

毎年取材・観戦を行なっている筆者推奨の11月23日の観戦メニューは以下のとおり。

まず、一斉離陸の競技が行われることを期待して(競技は気象条件をみて当日決まる)6時30分頃までにツインリンクもてぎに入り、1~2時間ほどサーキットおよび周辺で熱気球を観戦する。今年は震災復興イベント「ひろげよう、元気の輪 エンジョイホンダもてぎ2011」が併催されるので、トライアルショーやサイン会、体験ドライビングなど、例年以上に多彩なアトラクションを楽しめる。加えてホンダコレクションホール、ファンファンラボなどを気ままに見物していれば、時間はあっという間に過ぎてしまう。

熱気球に乗ってみたいという人にとって見逃せないのは熱気球係留体験。高度数十メートルではあるが、バーナーオンでふわりと浮き上がり、あとは無音で浮遊するというテイクオフを体感できる。

午後のフライトも見たいという場合、競技会場はツインリンクもてぎから車で30分ほど離れた芳賀町役場付近。近くにある道の駅では、ちょうど新そばを1人前500円で食べられるイベントをやっているはずだ。

ツインリンクもてぎに留まる場合、西日の差す頃に里山プロジェクトが行われているハローウッズを散策するのも気持ちいい。紅葉の最盛期は過ぎているが、木々に残った黄色い葉や地面の落ち葉が夕日の木漏れ日に赤く照らされて、実に癒し系である。

18時45分からはスーパースピードウェイのグランドスタンドで、熱気球と花火が漆黒の夜空を照らすバルーンイリュージョンを見物。演出“補助”かと思えば意外に発数が多く、スターマインなどもある。

すべてのプログラムが終了すると、ツインリンクもてぎは一転、夜の静寂に包まれる。家路を急ぐのも悪くはないが、少しだけ時間を割いて、ホテルツインリンクのバーでケーキセットを食べたり、レストランで食事をしたりするのも一興だ。

貧乏臭い話で申し訳ないが、バーのケーキセットは美味しくて安く、かなりの狙い目だ。アルコール類もホテルバーとしては相当廉価で、ドライバーの羨望の眼差しを浴びることにはなるが、運転をしない家族や友人にはかなりの穴場といえる。運が良ければ、ツインリンクもてぎの里山作りで出た間伐材を燃やすペチカの前の“特等席”が空いているかもしれない。

ホンダグランプリ最終戦・とちぎ熱気球インターナショナルチャンピオンシップ観戦は、休日の行楽には大いに勧められるイベントだ。ただし、自律的に飛べない熱気球、風や霧など、少し条件が悪くなるだけでも飛行しないこともしばしば。そこは自然のやることと寛容の精神で見守っていただきたい。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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