太陽光と蓄電池でEVを急速充電…GSユアサが充電システムを発売

エコカー EV
太陽光発電と蓄電池を組み合わせた防災対応型EV急速充電システム「PV-EVシステム」
太陽光発電と蓄電池を組み合わせた防災対応型EV急速充電システム「PV-EVシステム」 全 2 枚 拡大写真

GSユアサは21日、太陽光発電と蓄電池の組み合わせで、電気自動車(EV)を急速充電するシステム「PV-EVシステム」を発売した。

機器は太陽電池、リチウムイオン電池、EV用急速充電器を組み合わせたシステムで、災害などによる停電時に防災型電源としても利用することも可能という。

システムは、太陽電池で発電した電力をリチウムイオン電池に貯蔵し、蓄えた電力でEVを急速充電する。夜間や日照の少ない時は電力会社からの電力を利用し、リチウムイオン電池への充電が可能。発電した余剰電力はパワーコンディショナを介して系統連系により電力会社へ売電することもできる。

自然エネルギーで発電した電力をEVに充電して走行することで、発電からEV走行までCO2排出量をゼロにすることができる。

設備は、GSユアサが三菱商事、三菱自動車、リチウムエナジー・ジャパンと今年1月26日から京都市内で実施した電気自動車用リチウムイオン電池2次利用の事業開発のための実証試験で使っていたものと同一の設備。今回のシステムでは蓄電池は2次利用品ではなく、開発を完了している産業用リチウムイオン電池「LIM50E-8型モジュール」を使用する。

将来的にはリユース品の利用も可能で、資源の有効活用を通じて環境負荷の低減が可能としている。

価格は税期・工事費など別で1200万円。年間100システムの販売を目標とし、2012年には12億円の売上を目指す。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  5. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る