タタの超低価格車、ナノ が初の改良…品質と燃費が向上

自動車 ニューモデル 新型車
タタモーターズのインド向け超低価格車、ナノの改良モデル
タタモーターズのインド向け超低価格車、ナノの改良モデル 全 1 枚 拡大写真

インドのタタモーターズは21日、『ナノ』の改良モデルの概要を明らかにした。

ナノは2009年7月、インドで発売。インドで初のマイカーを購入する層をターゲットにした超低価格車で、11万2735ルピー(当時のレートで約20万4000円)からという現地価格が話題となった。

そのナノが、デビュー以来、初の改良を実施。新しいボディカラーの採用やインテリアのアップグレードなど、クオリティを高める改良が施された。

燃費の向上にも注目できる。リアに置かれる624ccの2気筒ガソリンエンジンは、最大出力が35psから38psへ、最大トルクは4.9kgmから5.2kgmへ向上。それでいて、ARAI(インド自動車検査協会)の認定燃費は、25.4km/リットルと、従来の23.6km/リットルに対して7.6%の改善を果たす。

また車両重量が600kgと軽いこともあり、CO2排出量性能も優秀。従来の101g/kmから92.7g/kmへ低減された。同社は、「インドで最も低いCO2排出量」と説明する。

さらに、サスペンションの設定を見直し、乗り心地とハンドリング性能を向上。ベースグレードの「スタンダード」にはブレーキブースターを追加。上級の「CX」と「LX」グレードには、助手席側にもドアミラーを追加装備し、スタンダードにはオプションで新たに用意した。

タタモーターズのマネージングディレクター、P. M. テラン氏は「ナノの顧客の90%以上が高い満足度を示している」と述べ、その完成度に自信を見せている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. 「これは欲しくなる!」ランチア『イプシロン』のスポーツグレード登場に日本のファンも注目
  3. マセラティが新型車を世界初公開へ、「トライデント」ロゴ誕生100周年を祝う…グッドウッド2025
  4. 新型『キックス』ブラジル発売で浮き彫りになった「日産への期待と本音」
  5. 父親への贈り物に“16万針の刺繍”で飾ったロールスロイスを…世界に一台の『ファントム・ダンテル』公開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る