【エッセンモーターショー11】アウディR8に「GTR」…325km/hのポリスカー

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アウディR8をベースにしたポリスカー仕様、アウディR8 GTR(エッセンモーターショー11)
アウディR8をベースにしたポリスカー仕様、アウディR8 GTR(エッセンモーターショー11) 全 10 枚 拡大写真

米国のSEMAショー、日本のオートサロンと並んで、世界3大カスタマイズカーショーに位置づけられるエッセンモーターショーが25日、ドイツで開幕した。同ショー恒例のポリスカー仕様は、今年はアウディ『R8』だ。

アウディR8のポリスカー仕様は、実際に警察がパトロールに使用する車ではない。ドイツ政府とVDAT(ドイツチューニングカー協会)が共同で行う「合法チューニングPRキャンペーン」のために製作された1台なのだ。

エッセンモーターショーは2004年から「TUNE IT! SAFE!」と題したキャンペーンを展開。「違法チューニングは愛車を壊す可能性があるし、第一、交通安全上も危険なのでやめましょう」との趣旨だ。このキャンペーンを、ドイツ警察と連邦交通省が全面的にバックアップしている。

このキャンペーンに賛同したドイツの有名チューナーが、毎年個性的なポリスカーを製作。2005年はポルシェ『911ターボ』のテックアート仕様、06年はメルセデスベンツ『CLS55AMG』のブラバス仕様、2007年はスマート『フォーツーカブリオ』のブラバス仕様とブラバスが続き、08年はフォルクスワーゲン『シロッコ』、2009年はBMW『1シリーズクーペ』、10年はMINIのEV、『MINI E』が、ポリスカーの素材に選ばれた。

そして11年は、アウディR8というわけ。このR8は、『R8 GTR』と命名。アウディやフォルクスワーゲンのチューニングを得意とするABTが、カスタマイズを担当した。

シルバーとブルーのツートンボディは、ドイツのポリスカーをイメージしたもの。ルーフにはフラッシュライトが追加されており、リアの大型ウイングが迫力を醸し出す。足回りはカーボンセラミックブレーキやスポーツサスペンションで強化。タイヤ&ホイールは19インチサイズで、室内にはレカロ製バケットシートが組み込まれる。

5.2リットルV型10気筒ガソリンエンジンにはパワーアップが施され、最大出力620ps、最大トルク56.1kgmを獲得。0-100km/h加速は3.2秒、最高速は325km/hと、スーパーカーを取り締まるポリスカーにふさわしいスペックだ。

《森脇稔》

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