日産、CO2を3分の1削減できる塗装技術を順次採用へ

自動車 ビジネス 企業動向
日産車体九州工場の新塗装技術
日産車体九州工場の新塗装技術 全 6 枚 拡大写真

日産自動車は、塗装工程でのCO2(二酸化炭素)排出量を約3分の1削減できる塗装技術を今後、新設する工場に順次採用してく方針を明らかにした。

この塗装技術はスリー・ウェット塗装と名付けられ、従来の中塗りと上塗り工程の間にあった、焼き付けと検査という乾燥工程を省き、中塗り、上塗りのカラーベースとクリアーの3層を連続して塗り重ねた後、1回で焼き付けるもの。

日産生産事業本部の岸雄治主管は「設備の改変と塗料の改善によって、中塗りをした後にウェットの状態で上塗りをする技術を開発した。それによってCO2は約3分の1削減できる」としている。

すでに日産車体九州の『パトロール』の塗装工程や、ルノー・日産アライアンスのインド・チェンナイ工場に採用されている。岸主管は「次はブラジルに採用する予定になっている。新しい工場を造る場合は、この技術を採用してCO2を削減していく形になる」と述べた。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ほんと? マツダ『CX-5』新型、価格は350万~420万円か
  2. 【BMW R1300RT 試乗】200km/hクルーズの快適さは、もはや飛行機レベル…佐川健太郎
  3. 新型『ムーヴ』『ステラ』の腰高感・ロール感を抑えてコーナリング性能を向上、ブリッツの車高調「DAMPER ZZ-R」シリーズ
  4. 外国人の運転免許証切り替えを厳格化、訪日観光客は申請不可に[新聞ウォッチ]
  5. 話題の特定小型原付『ウォンキー』にマットホワイト追加! 大容量バッテリーも選択可能
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る