三菱電機は、車両で走行しながら200m先までの3次元空間位置データ(レーザー点群)を高精度で取得できるモービルマッピングシステム(MMS)の新製品「MMS-X320R」を11月28日から発売すると発表した。
長距離・高密度レーザーで200m先までの都市景観や高層ビルの屋上、堤防や斜面の形状を、毎秒30万点の高密度なレーザー点群で詳細に把握する。車両近辺の道路状況も標準レーザーで把握する。地上基準点補正を用いず、GPS衛星可視区間なら80m先で絶対精度10cm以内を実現する。
後処理ソフトウェアの改善で、高密度なレーザー点群による立体地図や建物外観図も容易に作成する。レーザー点群とカメラ画像から白線、縁石、横断歩道なども認識する。
年間10台の販売を目指す。