独ダイムラーで先進技術などを担当するバイスプレジデントのバーラト・バラスブラマニアン氏は28日都内で会見し、「2015年から2020年までの間に燃料電池車を全世界に導入することを計画している」ことを明らかにした。
会見でバラスブラマニアン氏は「燃料電池をヨーロッパやアメリカ向けということではなく全世界に向けて導入する」と強調した。また航続距離については「500km~600kmになる」との見通しを示した。
一方、メルセデス・ベンツ日本の東條和吉マネージャーは「日本に2015年にぜひ導入したいと思っている」としながらも、「日本に導入するためには課題がある。水素タンクの基準が日本は厳しくなっている。2015年に導入するためにぜひとも技術基準の世界調和を実現してほしい」と訴えた。