日産ゴーン社長「提携の成功はお互いの尊重から」

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ルノー日産カルロス・ゴーン社長とダイムラーのディーター・ツェッチェ会長
ルノー日産カルロス・ゴーン社長とダイムラーのディーター・ツェッチェ会長 全 1 枚 拡大写真

日産自動車のカルロス・ゴーン社長は29日、日経ビジネス誌が東京で開いた「2011東京国際自動車会議」に出席し、他社との提携を成功させるには「お互い尊重するよう、マインドセットすること」と指摘した。

ゴーン社長は、同社が1999年のルノーとの提携以来、「すべての提携案件を成功させてきた。1件も失敗していない」と述べ、それが日産の成長にもつながっているとの見解を示した。ダイムラーと日産、ルノーとの提携では「1年半で6件の案件に合意できた」と、順調な進展を評価した。

一方で、名指しはしなかったが「最近も株式取得後に、2年でひとつのプロジェクトもできなかった例がありましたね」と、スズキとVW(フォルクスワーゲン)の失敗例を挙げた。

提携を成功させるには「規模に関係なく相手を尊重し、具体的な協力の案件を詰めていくこと」とし、これまで自動車業界の失敗の多くは「まず資本提携から入っていったケースが多い」と述べた。

《池原照雄》

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