ブリヂストン、冬の道路管理業務を効率化する取り組みを開始

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雪氷対策作業のイメージ
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ブリヂストンは、2011年9月に発表した「CAIS」(カイズ)コンセプトに基づく路面状態判定技術の実用化に向けた取り組みをネクスコ・エンジニアリング北海道と共同で開始したと発表した。

今回の取り組みでは、雪氷巡回車に路面状態判定装置を搭載し、夜間など視界の悪い状況でも、走行しながら路面状態を的確に把握する。その情報を道路管理事務所で共有化することにより、効率的かつ効果的な雪氷対策作業を実施するもの。

CAISは、タイヤの接地面の情報を収集・解析し、タイヤに新たな価値を提供する同社の将来技術の総称。タイヤによる路面状態判定技術は、降雪などによる路面状態の急激な変化をリアルタイムに感知することが可能で、刻々と変わる路面状態に応じたタイヤトレッドの振動の特徴を車載解析装置によって数値化、現在走っている路面の状態を7つの区分に判定する。

同社は、今回の取り組みにより、路面状態判定精度の向上や判定システムの耐久性、信頼性の評価を行い、判定装置の製品化を加速する。加えて、将来的には高速道路だけでなく一般道路にも適用範囲を拡げていくことや、普及が考えられる複数車両間通信による路面情報の共有化など、一般乗用車向けシステムとしての実用化を目指す方針だ。

《レスポンス編集部》

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