「三國ソレックス」と聞いてわかる人は40才以上だろう。現在の自動車はほとんどが電子制御による燃料噴射方式だが、昔のエンジンはキャブレターという部品が、吸気系の空気と燃料を混合させていた。
そのキャブレターの専門メーカーであるミクニがモーターショーにブースをだしていた。現在のビジネスはどうなっているのだろうか。「現在の旧排気系の部品が主なビジネスです。」との返事。
さすがにキャブレターの生産は減っているのではとの問いには、「小型のバイクや小型エンジンではいまだに需要があります。また、インドや東南アジアなど新興国での需要も増えているので、数としては減っていませんよ。」という力強い回答が得られた。