トヨタ、いすゞへの出資は継続

自動車 ビジネス 企業動向
いすゞ(東京モーターショー11)
いすゞ(東京モーターショー11) 全 12 枚 拡大写真

トヨタ自動車は、2006年11月に業務・資本提携したいすゞ自動車への出資を現状のまま、継続する方針だ。

同社首脳が2日、東京モーターショーの会場で「けんか別れしたわけでもないので、そのままでいいのではないか」と述べた。トヨタといすゞは2006年11月に、ディーゼルエンジンの共同開発などで提携し、その後、トヨタはいすゞに5.9%出資した。

07年8月には1.6リットルのエンジンを、原則、いすゞが主体的に開発・生産することで合意し開発が始まった。しかし、金融危機後の投資見直しにより、08年末には開発を「凍結」することで合意している。トヨタ首脳によると、エンジンの生産をめぐって両社の方針に食い違いが生じたのも凍結の背景という。

トヨタは1日、独BMWから欧州市場向けに1.6リットルと2.0リットルのディーゼルエンジンを14年から調達する契約を締結した。このため、いすゞとのディーゼルプロジェクトが復活する可能性は、ほぼ消えており、資本関係の行方が注目されていた。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ車体、『アルファード』『ヴェルファイア』をトヨタ自動車に生産移管、いなべ工場は商用車専用に
  2. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  3. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  4. 「まさにアメリカンスポーツの最高到達点」1000馬力越えの『コルベット』にSNSも注目!コスパ最強ハイパーカー誕生か
  5. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る