米国新車販売、トヨタが7か月ぶりに回復…11月実績

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新型トヨタカムリ
新型トヨタカムリ 全 6 枚 拡大写真

民間調査会社のオートデータは1日、11月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は99万4721台。前年同月比は13.9%増と、6か月連続で前年実績を上回った。

米国ビッグ3では、首位のGMが18万0402台をセールス。前年同月比は7%増と6か月連続のプラスを維持した。シボレーブランドの小型セダン、『クルーズ』が57.6%増の1万3238台を販売。大型ピックアップトラックの『シルバラード』も、28.3%増の3万4251台を売り上げる。

2位のフォードモーターは、16万6441台を販売。前年同月比は13.3%増と、6か月連続のプラスとなった。SUVの『エスケープ』が、モデル末期ながら46.1%増の2万1823台と好調。主力中型セダンの『フュージョン』は、12.8%増の1万9912台だった。

クライスラーグループはトヨタを下回り、2か月連続の4位。その販売台数は10万7172台で、前年同月比は44.5%増と20か月連続のプラスだ。大型ピックアップトラックの『ラム』が、8%増の1万9739台。クライスラーブランドでは、新型車の『200』が8065台を販売する。

日本メーカーでは、2か月連続で3位のトヨタが13万7960台を販売。前年同月比は6.7%増と、7か月ぶりに前年実績を上回った。ベストセラー乗用車の『カムリ』が、新型投入の効果で13%増の2万3440台と回復。一方、『カローラ』は0.5%減の1万6115台、『RAV4』は7.9%減の1万1330台と、引き続き落ち込む。

日産は、2か月ぶりにホンダを上回り5位。その販売台数は8万5182台で、前年同月比は19.4%増と、6か月連続で増加した。主力の『アルティマ』が、12.2%増の2万0613台と牽引。小型SUVの『ローグ』も、27.2%増の1万0845台と人気を集める。

日産に抜かれて6位に後退したホンダは、8万3925台を販売。前年同月比は6.4%減と、トヨタが回復したのとは対照的に、7か月連続のマイナスだ。主力車の中では、『アコード』(日本名:『インスパイア』)が17.9%減の1万4355台と、2か月ぶりに減少。『シビック』は0.7%減の1万7133台。モデル末期の『CR‐V』は13.7%減の1万6426台と、3か月ぶりに前年実績を割り込んだ。

《森脇稔》

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