【COTY 選考コメント】リーフ にはドライビングの愉しさがある…吉田匠

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COTYを受賞した日産リーフ
COTYを受賞した日産リーフ 全 5 枚 拡大写真

航続距離が短いという大きな弱点を承知でEVの『リーフ』に10点を与えたのは、単にエコであるということだけでなく、僕がクルマにとって極めて重要なポイントだと認識している“ドライビングの愉しさ”をちゃんと備えたEVに仕上がっていたからだ。

それにしても、リーフと対照的にスカイアクティブを謳う『デミオ』にあまり票が集まらなかったのは、僕としてはちょっと意外なほどだった。

インポートカーに関して、僕が『Cクラス』に敢えてポイントを割かなかったのは、今回10ベストにノミネートされた輸入車のなかで正直一番いいクルマだと思うけれど、どうしても“今年のクルマだ”という認識が持てないからだった。

「吉田 匠の配点」
日産リーフ:10点
マツダ・デミオスカイアクティブ:8点
プジョー508:3点
BMW 1シリーズ:2点
ボルボS60/V60:2点

吉田匠|モータージャーナリスト
1947年生まれ。幼少の頃からのクルマ好きが高じて1971年、大学卒業と同時に自動車誌『CAR GRAPHIC』の編集記者に。同誌では主にスポーツカーのロードインプレッション等を担当していたが、1985年にフリーランスのモータージャーナリストに。1989年以来、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員を務める。すでに還暦を過ぎたが、今も魅力的なクルマの姿を追求する姿勢に変化なし。60年代を中心とするヒストリックカーに依然として目がない一方で、「出でよ、ファンでエコなスポーツカー!」が近未来に向けたテーマ。『ポルシェ911全仕事』など複数の単行本を刊行した他、『TAKUMI YOSHIDA.log』、『男は黙ってスポーツカー』等のブログを展開中。

《吉田匠》

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