【東京モーターショー11】車いすユーザーの新モビリティを提案…WHILL

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市販の車いすに装着する電動駆動システム、WHILL(東京モーターショー11)
市販の車いすに装着する電動駆動システム、WHILL(東京モーターショー11) 全 3 枚 拡大写真

3日、一般公開がスタートした東京モーターショー11。カロッツェリア部門のブースでは、スマイルパークとサニーサイドガレージが、車いすユーザーの新しい移動スタイルを提案した。

これは、『WHILL』と名付けられたプロジェクトの一環。WHILLは、2010年7月に立ち上げ。プロジェクトに共感するエンジニア、デザイナーなど、約10名が参加し、神奈川県総合リハビリテーションセンターなどの協力を得ながら、車いすユーザーにとって安全で実用的な移動手段の研究開発を進めてきた。

そして生まれたのが、プロジェクトと同じ名前を冠した『WHILL』。市販の車いすに装着する電動駆動システムで、半径5km圏内を最高速20km/hで、アクティブに移動することを可能にする次世代パーソナルモビリティだ。

コンセプトは、「スマート・アグレッシブ・フライト」。機能とデザインの両面において、自由気ままに飛ぶ感覚を表現。行きたい方向に力をかければ、その方向に進む直感的操作方法を導入し、空を飛ぶような自由を再現したという。

そのデザインは、フラットタイプのハンドルが特徴。同社は、「モーターをタイヤの中心に結合することで、車いす本来の小回り性能を損なうことなく、自由な動きを実現した」とアピールしている。

《森脇稔》

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