東洋ゴム工業は8日、乗用車・ライトトラック用タイヤを生産する中国新タイヤ工場「東洋輪胎張家港有限公司」の竣工式を行った。
新工場は、同社が進めるグローバル生産供給体制基盤の構築の中で、中国における乗用車用・ライトトラック用タイヤの主力拠点となる。最新の生産設備を導入し、高品質、高精度なタイヤを年間約200万本体制で生産し、今後の中国の旺盛な需要に対応していく。
東洋ゴムの中倉社長は、「東日本大震災で被災した試練をグループで乗り越え、計画通りに建設を進め、今日の日をめざしてきた。中国への生産拠点は最後発だが、他社にはない付加価値の高いモノづくりをこの工場で実現する。ここから東洋ゴムの新しい歴史が拓かれ、紡がれていく」と挨拶した。