【IIHS衝突安全】トヨタ ヴィッツ 新型も最高評価

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新型トヨタ・ヤリス(日本名:ヴィッツ)
新型トヨタ・ヤリス(日本名:ヴィッツ) 全 2 枚 拡大写真

日本での発売から約半年遅れて2011年夏、米国市場への導入が発表された新型『ヴィッツ』(現地名:『ヤリス』)。同車の高い衝突安全性能が、米国で認定された。

これは15日、米国IIHS(道路安全保険協会)が公表したもの。新型ヴィッツを、「2012トップセーフティピック」に指定するとアナウンスされたのだ。

IIHSの衝突テストは、前面オフセット64km/h、側面50km/h、後方32km/hで行う。ダミー人形が受けた傷害レベルに応じて、GOOD(優)、ACCEPTABLE(良)、MARGINAL(可)、POOR(不可)の4段階で評価するというものだ。

またIIHSでは、追突時のむち打ち確認テストと横転を想定したルーフ強度テストも実施。そして、総合評価でGOOD(優)となった車を、「トップセーフティピック」に指定し、衝突安全性能を重視して車選びをする消費者の一助にしている。

新型ヴィッツのテスト結果は、前面衝突では頭、首、胸、右足、左足と、全ての部位へのダメージが最小限。各部位がGOOD(優)評価を得た。

同様に側面衝突でも、運転席と後席ともに、頭、首、胸、脚へのダメージが少なく、GOOD(優)評価。ただし、ボディの安全構造に関しては、前面衝突がGOOD(優)、側面衝突がACCEPTABLE(良)と評価が分かれた。

また、追突時のむち打ち確認テストとルーフ強度テストは、GOOD(優)。全テストでほぼ完璧な結果を残した新型ヴィッツは、総合評価が最高のGOOD(優)となり、トップセーフティピックに認定された。

トヨタモーター エンジニアリング&マニュファクチャリング ノースアメリカのスティーブ・アンジェロ副社長は、「安全性はトヨタのコアバリュー。IIHSのトップセーフティピック認定は、トヨタ車の乗員保護性能の高さを、さらに知らしめるものだ」と語っている。

《森脇稔》

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