プラグインハイブリッド4ドアスポーツカー、『カルマ』を米国で発売したばかりのフィスカーオートモーティブ。同社が事業拡大を目指して、新たな人事を行った。
これは15日、同社が明らかにしたもの。副会長に元クライスラーグループの社長兼CEO、トム・ラソーダ氏を起用すると発表したのだ。
トム・ラソーダ氏はGMで23年間キャリアを積んだ後、2000年にダイムラー・クライスラー(当時)にヘッドハンティング。1998年、旧クライスラーはダイムラーと合併し、ダイムラー・クライスラーが誕生したが、ラソーダ氏はクライスラー側で、経営の主導的役割を果たした。
ラソーダ氏は、クライスラーグループとフィアットの資本提携成立に尽力した後、2009年に同社を退社。自動車業界での経歴は、30年以上に及ぶ。
フィスカーオートモーティブのヘンリック・フィスカーCEOは、「我々はグローバルカンパニーが目標。ラソーダ氏の知見とキャリアが、この成長計画に活力を与えるものと期待している」とコメントした。