[ニュースとコラム]現代用語検定協会「子どもが選んだ重大ニュース」

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ジュニア・ジャーナリスト大賞「子どもが選ぶ重大ニュース」
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 現代用語検定協会は12月22日、第12回「ジュニア・ジャーナリスト大賞」において「子どもが選んだ重大ニュース」と「100字コラムコンクール」の結果について発表した。

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 「ジュニア・ジャーナリスト大賞(J・J大賞)」は、同会が小・中学生を対象に2000年より実施しているもの。その年に起った出来事の中から重大ニュースを選ぶ「子どもが選ぶ重大ニュース」の調査と、それらの出来事に関する意見や解説などのコメントを100字程度で記述する「100字コラムコンクール」で構成される。

 今年度の調査は、小学4年〜中学3年生を対象に11月15日から12月10日にかけて、協力校や学習塾でのアンケートおよびホームページでの応募受付で実施。「国際情勢」「政治/経済」「情報/社会」「環境/科学」「文化/スポーツ」の5つの分野で協会が選定した24項目の候補ニュースの中から、それぞれのベスト10を選ぶ形で行われ、2,025件の回答を得た。

 「子どもが選ぶ重大ニュース」は、子どもが選んだベスト10について、上位から10〜1ポイントを付与してポイント数を集計したもの。1位は「東日本大震災発生」(17,394pt)、2位には「東京電力福島第一原発事故」(11,319pt)と、災害のニュースが上位を占めた。3位にはサッカー女子ワールドカップの「なでしこジャパン世界一に」(11,075pt)がランクインした。

 「100字コラムコンクール」では、東日本大震災により気がついた“大切な人といられることの幸せさ"を綴った小学6年生の作品「あたりまえ」など3編が大賞に選出されたほか、優秀賞10編、入選18編が選ばれている。

 同協会によれば、コラムに応募されたテーマには「東日本大震災」「なでしこジャパン」に関するものが多い中、子どもの生活に密着する「脱ゆとり教育」「自転車事故」「食中毒」のテーマを取り上げる作品も目立ったという。震災関連では、被災地への想い、家族の大切さ、人と人の絆の大切さ、感謝の気持ちなどを表現した作品が多く、「脱ゆとり教育」のテーマでは、「大人はよく考えてから決めてほしい」と大人への不満を表現したものが多数を占めたという。

 なお同協会では、高校生・大学生・専修学校生を対象とした第1回「GKS・ジャーナリスト大賞」も実施しており、「重大ニュース」と「200字コラムコンクール」が同日発表となっている(調査期間11月15日〜12月10日、回答数1,523)。「重大ニュース」はJ・J大賞と同様に、「東日本大震災発生」「東京電力福島第一原発事故」「なでしこジャパン世界一に」が上位を占めた。「200字コラムコンクール」では、原発事故の問題点について論じた大学1年生の作品「三月の人災」が選ばれている。

現代用語検定協会「子どもが選んだ重大ニュース」

《田崎 恭子》

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