消費税理解を求め、年明けから全国行脚...安住財務相

自動車 社会 政治
安住淳財務相(27日・財務省)
安住淳財務相(27日・財務省) 全 1 枚 拡大写真

安住淳財務相が、年明けから消費税引き上げの説明で全国を回る。27日の閣議後会見で、安住氏は「年が明ければ、国民、日本列島津々浦々、私も全国を行脚しようと思っている。納得いただける話をさせていただく」と、話した。

民主党内からも消費税引き上げに強い反発を呼んでいることについて、安住氏は与党議員としての責任を強調した。

「国民のみなさんにわかっていただくということで、成案、素案をもって、自らの立場をわかっていただくように努力をしていただくのが与党議員としてあるべきだと思っている」

しかし、その後の民主党税制調査会では、八ツ場ダムの工事再開をきっかけに執行部のマニフェスト公約違反を問う声が勢いを増した。消費税引き上げの時期を巡って議論が紛糾している。政府税制調査会は社会保障と税の一体改革の素案を、野田佳彦首相の意向を受け、あくまで年内にとりまとめる意向だ。しかし、民主党内には、その時期にこだわるべきではないという空気が根強い。

安住氏は「消費税を上げるときに国民から話を聞いて、評価が高いからやってくれという意見はほとんどない。厳しい、増税をお願いするのだから。いつまでも声を聞かなきゃだめだ、結論を先送りしろでは、話は先に進まない」と、批判した。

素案策定が具体的になるに連れて、党内の対立は激しくなっている。民主党の離党者は12月だけで11人。安住氏が素案をまとめて全国行脚できるかどうか。29日午後には野田首相自らが、説得に臨む。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  2. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  3. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
  4. 寂しさ45%、読者の感情:レクサス『LS』生産終了…「時代の流れ」「次への期待」が交錯
  5. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る