英国の高級車メーカーで、現在はフォルクスワーゲングループ傘下にあるベントレー。そのベントレーの2011年世界販売において、中国が米国に次ぐ第2位の地位を占めたことが分かった。
ベントレーが3日に公表したところによれば、2011年の世界新車販売は前年比37%増の7003台。最大市場は米国で、32%増の2021台。第2位には、中国が初めてランクイン。前年比ほぼ2倍の1839台を売り上げ、米国に182台差まで急接近したのだ。ベントレーは中国本土に進出してから、10年以内で大きく成長したことになる。
また、欧州は中国に抜かれて3位に後退したものの、前年比53%増の1187台と好調。このうち、ドイツが88%増と顕著な伸びを示した。地元、英国は5%増の1031台と堅調だった。
ベントレーのウォルフガング・デゥルハイマー会長兼CEOは、「2011年は劇的に販売が増加した1年。2012年も『コンチネンタルGT V8』などの新型車投入で、この成長を持続させる」と述べている。