トンネル、車内のNO2も高濃度---内気循環に

自動車 社会 行政

独立行政法人交通安全環境研究所は10日、高速道路上の二酸化窒素(NO2)濃度と自動車車室内への影響調査結果をまとめ、発表した。

それによると、今回調査を実施した首都高速道路と東名高速道路の車線上のほぼ全域で大気環境基準の1日平均値を超過するとともに、渋滞や登り坂の道路、総延長10km程度のトンネル内では、中央公害対策審議会の短期暴露指針値(1時間値)を超過する値が確認された。

特にトンネル内では、短期暴露指針値の10倍を超える値が確認され、車内空調モードが外気導入モードである場合には車室内もほぼ同様の濃度となることがわかった。

このため同研究所では、トンネル内など高濃度区間を走行する際には車内空調を「内気循環モード」とするよう注意を呼びかけている。

NO2による大気汚染状況は道路沿道などで測定されているが、車道上での計測はほとんど行われていなかった。同研究所では今後、他の有害物質も含めてさらに広範囲な濃度状況調査を行い、実態把握に努めていく方針だ。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  2. 日産の新型SUV『テクトン』、写真公開…2026年発売へ
  3. スバル『フォレスター』試乗して分かった日本車に対する本音とは…9月の試乗記ベスト5
  4. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
  5. レクサスの最高峰セダン『LS』36年の歴史に幕、SNSでは「センチュリーが後継モデルに?」との期待も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る