インド新車販売、過去最高の329万台…2011年実績
自動車 ビジネス
海外マーケット

全販売台数のうち、乗用車は全体の77%に当たる約252万台。前年比は6%増で、こちらも2010年の30%増から鈍化した。また、2011年12月単月実績(商用車を含む)は28万台。前年同月比は10%増と、2か月連続のプラスだ。
インド新車市場でトップシェアを握るスズキのインド子会社、マルチスズキは2011年12月、インド国内で7万7475台を販売。前年同月比は13.4%減と、7か月連続で前年実績を割り込んだ。
車種別では、主力のAセグメントの『アルト』『ワゴンR』『ゼン・エスティロ』『スイフト』『リッツ』(日本名:『スプラッシュ』)『A‐スター』などが、トータル6万9329台を販売。前年同月比は8.4%減と、引き続き落ち込む。
一方、トヨタのインド車両生産・販売会社、トヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)は2011年1-12月、前年比82%増の13万6150台を販売。2010年12月に発売したインド向け戦略コンパクト、『エティオス』がトヨタのインド販売の約5割に当たる6万3575台と牽引役を果たす。その内訳は、セダンが4万3313台、2011年6月末に投入したハッチバックの『リーバ』が2万0262台だった。
《森脇稔》