古野電気が発表した2011年3〜11月期(第3四半期)の連結決算は、営業利益が前年同期比15.6%増の14億2000万円と増益となった。
売上高は同4.1%増の566億1700万円と増収だった。産業用事業では、ETC車載器の売上げが増加したほか、医療機器向けが好調だった。GPS関連機器では、カーナビゲーションシステム搭載モジュールや周波数発生装置が低調だった。舶用事業では漁業市場向けがアジアを中心に増加した。プレジャーボート市場向けは円高による為替換算の影響や欧米市場向けを中心に減少した。
収益では、増収や販売費・一般管理費の削減効果で営業増益となった。経常利益は為替差損の影響で同5.4%減の13億4200万円と減益だった。当期純利益は同1.0%増の5億8300万円となった。
通期業績見通しは、前回予想を据え置いた。