【デトロイトモーターショー12】米ベンチャー、VIAモータース…一挙3台の大型EV初公開

自動車 ニューモデル モーターショー
VIAモータースの3台のEV。ブースにはボブ・ラッツ氏も姿を見せた(デトロイトモーターショー12)
VIAモータースの3台のEV。ブースにはボブ・ラッツ氏も姿を見せた(デトロイトモーターショー12) 全 5 枚 拡大写真

22日まで、米国ミシガン州で開催中のデトロイトモーターショー12。地元、米国のVIAモータースは、3台のエンジン併用型レンジエクステンダー(航続距離延長)EVを初公開した。

VIAモータースは、市販車をベースにEV改造を行うベンチャー企業。元GM副社長のボブ・ラッツ氏がアドバイザーとして参画していることでも知られる。

同社は今回、デトロイトモーターショーで一気に3台のレンジエクステンダーEV、「eREV」シリーズを初公開。大型ピックアップトラック、大型SUV、大型バンという3種類のEVである。

ベース車両は全てGMのシボレー車で、大型ピックアップトラックが『シルバラード』、大型SUVが『サバーバン』、大型バンが『エクスプレス』。システムは3車共通で、最大出力408psという強力なモーターを搭載。最大64kmをゼロエミッション走行できる。二次電池は蓄電容量24kWhのリチウムイオンバッテリーだ。

バッテリー残量が少なくなると、発電専用の4.3リットルV型6気筒ガソリンエンジンが始動。ジェネレーターを回してモーターに電力を供給するとともに、バッテリーを充電する。これにより、最大航続可能距離は640kmまで伸びるという仕組み。

同社は2012年、eREVシリーズのピックアップトラックを年間2万台レベルで生産する予定。そして、数年以内に、SUVとバンの生産もスタートさせる計画だ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  5. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る