1月18日に開幕したオートモーティブワールド12において、名古屋市に本拠を置くAZAPAは、2005年の東京モーターショーに展示されて話題を集めたフィアロ『P67bエタニティ』をブースに据えた。
ただしAZAPAはフィアロの開発には直接タッチしていない。展示の理由について、ビジネス統括事業本部オートモーティブ事業部の小長谷巧氏に聞いた。
「当社はEV用プラットフォームやレンジエクステンダーの制御などを中心に研究を進めてきました。その成果が認められ、このほど『おきなわ新産業創出事業』に採択されました。EV/PHVタウン構想を掲げている沖縄県を拠点としてシティコミューターの開発を進めており、デザインをフィアロコーポレーションさんにお願いしているのです」
沖縄の事業では、インホイールモーターを使用する予定であるが、AZAPAはインホイールモーターの制御も得意としているという。このほかコンパージョンEVの開発も進めており、こちらは同じ沖縄県内でタクシーなどに使用する計画があるとのことだ。