日本自動車部品工業会(部工会)は19日、都内で会員企業を集めた新年懇親会を開催した。挨拶に登壇したヨロズ会長の志藤昭彦部工会副会長は「日本のものづくりを支えていくことをここで誓い合う」とした。
志藤副会長は「改善の兆しが見えない円高や電力不足への対応など、2011年は厳しい一年だった。産業界はこうした課題に対し、努力して乗り切ってきた」と2011年を振り返った。
「2012年は相変わらず、という向きにも見て取れる部分がある。日本でのものづくり、“生産”ができるのかと。(苦しい状況を鑑みると)日本でのものづくりは“清算”してしまった方がよいのではないか、などとも考えてしまう」と冗談まじりながら、深刻な状況であることを強調。
「しかし、日本のものづくりがなくなったら日本が沈没してしまう。そんなことは絶対にできない。日本のものづくりを支えていくことを誓い合いましょう」と意気込みを述べた。