トヨタのHVルマンレーサー、TS030…ドライバーの第一印象

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トヨタTS030ハイブリッド
トヨタTS030ハイブリッド 全 2 枚 拡大写真

トヨタ自動車が24日、初公開した新型レーシングカー、『TS030ハイブリッド』。2012年シーズンのルマン24時間耐久レースやWEC(世界耐久選手権)を戦う「ハイブリッドレーサー」の第一印象が、ドライバーから届けられた。

TS030ハイブリッドをドライブするのは、アレックス・ブルツ、ニコラス・ラピエール、中嶋一貴の各選手。このうち、初テストを終えたアレックス・ブルツ選手と、ニコラス・ラピエール選手からの第一報だ。

「電力を使ってガレージを出るだけでも、とても未来的だった。クラッチを放すと内燃エンジンが作動し、古い友人が戻って来たような気がした」と話すのは、アレックス・ブルツ選手。EVモードでの走行は、『プリウス』のような感覚だろうか。

一方、ニコラス・ラピエール選手は、「ハイブリッドシステムの調子はとても良い。ただし考え方が違うから、これまで乗った車とは全く違う」と語る。

この点について、トヨタ自動車の村田久武ハイブリッドプロジェクトリーダーは、「ハイブリッドシステムを採用するということは、標準的な動力源と比べればもちろん、異なるチャレンジ。技術的には非常に厳しい挑戦となるが、我々はこれに臨む準備ができている」とコメントしている。

TS030ハイブリッドには、新開発の3.4リットルV型8気筒ガソリン自然吸気エンジンを搭載。フロントにアイシンエィ・ダブリュ製、リアにデンソー製のモーターを組み合わせる。また二次電池の役割として、日清紡ホールディングスが開発したキャパシタストレージを採用する。

《森脇稔》

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