ホンダ NSX 次期型…スーパーハンドリングを実現するハイブリッド

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ホンダ/アキュラ NSXコンセプト(デトロイトモーターショー12)
ホンダ/アキュラ NSXコンセプト(デトロイトモーターショー12) 全 6 枚 拡大写真

ホンダはデトロイトモーターショーでスポーツカー『NSX』の復活を発表。3年以内に市販を開始する。パワートレーンにハイブリッドを採用することが目玉だが、そのねらいは「スーパースポーツらしいハンドリングの実現」にあるという。

初代NSXは「ベストハンドリング」をめざし、アルミモノコックボディを採用した国内初のミッドシップスポーツカーとして1990年に誕生した。2005年に生産を中止、2008年には予定されていた新型の開発が白紙になるなど紆余曲折を経ながらも、常に「次が欲しいという想いがあった」と語るのはアキュラブランドを統括するホンダの福尾幸一常務執行役員。

新型NSXの企画は2010年の秋頃に立ち上がった。「ホンダらしいNSXとは何か」を突き詰めた結果、たどり着いたのが「スーパーハンドリング」だった。これには「初代NSXを超えたい」という想いもあった。

そうして採用されたのが「スポーツハイブリッドSH(スーパーハンドリング)-AWD」と呼ばれるハイブリッドパワートレーンシステムだ。ミッドシップに搭載するV6エンジンで後輪を駆動、さらに前輪左右にインホイールモーターを組み込んだ4WDハイブリッドとなる。

福尾氏は、「新しいパワートレーン技術がキーとなり、『マン・マシーン・シナジー』もっとドライバーと車が一体となれる感覚が生まれる。結果として環境に良いものになる」と、あくまでハンドリングを追求したハイブリッドシステムであることを強調する。

また、初代NSXのアピールポイントであり、ベストハンドリングにも大きく貢献したのがアルミモノコックボディだ。新型ではこうした技術は踏襲、あるいは継承されるのだろうか。福尾氏は「スポーツカーとして軽く作るのは当たり前」としながら、「我が社は踏襲という言葉を嫌う。(ボディについては)今の時代、鉄、アルミ、樹脂などその境は曖昧。一律このボディが“何”とは言えない。しかし、これらを超えるようなものを実現できると期待している」と語った。

《宮崎壮人》

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