JOGMECと日本GTL技術研究組合、天然ガスから石油製品を製造する技術を確立

自動車 ビジネス 企業動向

石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)と日本GTL技術研究組合は、GTL(天然ガスの液化燃料化)技術、「JAPAN-GTLプロセス開発」のためのGTL実証プラントが予定していた試験目標を達成し、「実証試験が成功した」と発表した。商業規模で利用可能なGTL技術を確立できたとしている。

JOGMECと日本GTL技術研究組合は、炭酸ガスを含有する天然ガスをそのまま利用するという世界初の技術であり、日本独自の「ガス・トゥ・リキッド」(GTL)技術であるJAPAN-GTLプロセス開発のため、日量500バーレル(約80キロリットル)のGTL実証プラントを新潟市に建設し、2009年4月から実証試験を実施してきた。

実証プラントの建設後、約3年間の実証運転を行い、運転時間1万時間、連続運転時間3000時間を達成した。この間、数々の実証試験を行うことにより商業規模で利用可能なGTL技術を確立することができたとしている。

GTLは、天然ガスを原料に石油製品を製造する技術で、石油代替の燃料ソースの確保と多様化を可能にする有効な手段。また、GTLによって製造される燃料は、環境に優しいクリーン燃料としても期待されている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  2. 4億円オーバーのV12エンジン搭載「完全アナログ」なハイパーカー登場!
  3. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  4. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  5. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る