新日鉄第3四半期決算…マージン下落で当期赤字

自動車 ビジネス 企業動向

新日本製鐵が発表した2011年4〜12月期の連結決算は、当期損益が12億円の赤字に転落した。前年同期は1045億円の黒字だった。売上高は前年同期比1.5%増の3兆0698億円と小幅な増収となった。

東日本大震災を受け延期されていた建設活動の再開や自動車産業を中心とした鋼材在庫の積み戻しにより、内需は上向いた。しかし東アジア向けを中心とする輸出は、タイの洪水影響やアジア経済の減速、円高による輸出競争力の低下によって減少した。

損益では、石炭の単価は10%の下落で決着したが、上期までの高い契約単価の原料が入着した影響もあって原価の下落は小幅だった。販売価格と原料価格の差であるマージンも厳しく、営業利益は同46.0%減の821億円。経常利益が同34.1%減の1241億円だった。

通期業績見通しは、生産出荷量の減少に加え、国内市況の低迷で経常利益は前回予想より600億円マイナスの1200億円程度のマイナスになる見込み。また、有価証券評価損の特別損失も計上などから最終損益はほぼゼロになる見通し。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ついに国内発売か」待望の3列シート、ルノー『グランカングー』登場にSNSでは「ワクワクですね~」と期待高まる
  2. ソニー・ホンダが発表予定の新コンセプトカーに「期待十分」の声、進化の早さに「想像以上」とも
  3. 「めっちゃかっけぇ」日産『ティアナ』新型に反響続々! 最新コックピットに15スピーカー付きで約310万円の価格にも注目
  4. ブラバス、メルセデスAMG『Gクラス』を800馬力のオープンに…ソフトトップは20秒で開閉可能
  5. ヒョンデの高級車「ジェネシス」、『マグマGTコンセプト』発表…次世代パフォーマンスカーの方向性を示唆
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る