ホンダは3日、2012年のモータースポーツ普及活動を発表。今年より新たな普及活動としてモビリティランドとM-TECが共同で運営する参加型モータースポーツ「ホンダ・スポーツ&エコ・プログラム」をスタートすることを明らかにした。
同プログラムは、エコとスポーツドライビングの両立を目的に『CR-Z』のスポーツ&エコ仕様車両を使用して、参加者が性能を最大限に引き出しながら「操る・磨く・競う」楽しさを気軽に体感できるモーターレクリエーション・プログラムを実施するもので、ホンダもサポートする。
また、排気量1.5リットル以下の車両を使った新たな参加型モータースポーツとして「もてぎ1.5チャレンジカップ」を今年からツインリンクもてぎで年間5回開催。ホンダはこの「参加型モータースポーツの活性化」の主旨に賛同し、M-TECが供給する『フィットRS』などのレース用パーツ開発に協力する。
一方、二輪モータースポーツへの関心が急速に高まっているアジア地域では、FIMアジアロードレース選手権シリーズに新たに導入される育成プログラム「アジア・ドリーム・カップ」をサポートする。
これは、日本を含むアジア大洋州地域12カ国からライダーを選抜し、将来のグランプリライダーを輩出するための育成プログラム。ホンダはアジア・ドリーム・カップに『CBR250R』をベースとしたレース仕様車を提供するとともに、若手ライダー指導のために、元グランプリライダーの玉田誠氏を全戦に派遣する。
日本では、5月からスポーツランドSUGO、ツインリンクもてぎ、筑波サーキット、鈴鹿サーキット、岡山国際サーキット、HSR九州で開催する予定の「CBR250Rカップ」と連動し人材を育成する。
モビリティランドでは、鈴鹿サーキットが9月20日に開場50周年を迎えることから3月に「鈴鹿サーキット50周年ファン感謝デー」を開催、以降、FIAフォーミュラワン世界選手権シリーズ(F1)、FIA世界ツーリングカー選手権シリーズ(WTCC)などにおいても、年間を通じてさまざまなイベントを開催する。
開場15周年を迎えるツインリンクもてぎでは、FIMトライアル世界選手権シリーズ(WCT)、FIMロードレース世界選手権シリーズ(MotoGP)を開催。二輪、四輪それぞれ世界最高峰のレースをはじめ、国内外のさまざまなモータースポーツを観戦・体感できる機会を提供する。
このほか、ホンダの二輪・四輪・汎用製品を「見て、遊んで、体感する」ことを目的とした、ファン感謝イベント「Enjoy Honda」を鈴鹿サーキット、ツインリンクもてぎ、HSR九州に加え、今年から北海道、宮城県、香川県の全6会場で開催する。
当日はホンダの二輪・四輪・汎用製品の展示、熱気球係留搭乗体験、親子バイク教室、ASIMOのデモンストレーションライブ、森のクラフト教室などを開催する予定。