トヨタ伊地知専務、米国市場「19車種投入で失地挽回を図っていきたい」

自動車 ビジネス 企業動向
トヨタ自動車・伊地知隆彦取締役専務役員
トヨタ自動車・伊地知隆彦取締役専務役員 全 4 枚 拡大写真

トヨタ自動車の伊地知隆彦取締役専務役員は7日、都内で開いた決算会見で、主力の米国市場について「競争環境は非常に厳しい」としながらも、新型車の投入で「失地挽回を図る」と述べた。

伊地知専務は「ビッグスリーは政府のサポートもあったということで、財務基盤もだいぶ良くなっているし、車自体も良いものを出されると感じている。そういう意味では競争環境は非常に厳しい。一方で韓国車も相当台頭してきているわけだから、我々トヨタを始め日本車にとって厳しいとは思う」と分析。

その上で「だからこそ新しい車を投入し、環境車を中心に売っていこうじゃないかということで今年は(新型車を)19車種投入して、失地挽回を図っていきたい」と強調した。

トヨタの2011年の米国販売は東日本大震災やタイ洪水による減産の影響などで前年比7.0%減の164万台にとどまり、シェアも12.9%と2.3ポイント低下した。2012年は「新車投入効果も踏まえて190万台というかなり高い目標を設定した」としている。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BMWの電動スクーター『CE 04』、3つの新デザインバリエーション発表
  2. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. 父親への贈り物に“16万針の刺繍”で飾ったロールスロイスを…世界に一台の『ファントム・ダンテル』公開
  4. 新型『キックス』ブラジル発売で浮き彫りになった「日産への期待と本音」
  5. マセラティが新型車を世界初公開へ、「トライデント」ロゴ誕生100周年を祝う…グッドウッド2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る