日産車体が8日発表した2011年4〜12月期(第3四半期累計)の連結決算は、経常利益が前年同期比54.6%減の86億3700万円と半減した。
昨年3月に生産開始した『アトラスF24』や輸出向けインフィニティ『QX56』の増加がある一方で、『エルグランド』『ピックアップ』の減少、2010年9月で『セレナ』が同社での生産が終了したことなどから売上台数は同26.2%減少の14万1412台と落ち込んだ。このため、売上高も同19.6%減の3259億6100万円と大幅減収となった。
営業利益は売上の減少の影響で同53.7%減の89億7500万円と大幅減益となった。当期純利益は減損損失の増加などで同44.7%減の51億5000万円だった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。