トヨタ自動車の米国ベストセラー乗用車、『カムリ』と主力SUVの『RAV4』。両車のドアから発火する可能性があるとして、米当局が調査に乗り出したことが分かった。
これは10日、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。それによると、2007年モデルのカムリとRAV4に関して、6名の顧客から「運転席ドアのパワーウィンドウスイッチ付近から発火した」との情報が寄せられたという。これを受けNHTSAは、両車の予備的調査に乗り出すことを決定した。
カムリとRAV4はトヨタの米国における量販モデルだけに、対象となるのは合計83万台と多い。現時点では、リコール(回収・無償修理)になるかは不明。米国トヨタ販売は声明の中で、「NHTSAの調査に全面的に協力していく」とコメントしている。