プジョーとフィリップ・スタルクがボルドー市向け自転車を発表

自動車 ニューモデル モビリティ
フィリップ・スタルクがデザインした「PIBALシティストリーマー」
フィリップ・スタルクがデザインした「PIBALシティストリーマー」 全 2 枚 拡大写真

プジョーは2月10日、世界的に有名なデザイナーのフィリップ・スタルクとともに、ボルドー市での使用を前提とした自転車を発表した。

この自転車はボルドー市が主催した「Cyclab」というプロジェクトから生まれたもので、昨年11月28日から今年1月20日までの間、専用ウェブサイトで市民からアイデアを募ったうえで、今回フィリップ・スタルクと、ジャック・シラク政権のもとで首相を務めたことでも知られるアラン・ジュペ市長が発表した。

ボルドーはこの15年間で自転車の数が3倍に増え、市民の10%は通勤に自転車を使っているという。また2003年からは、無料で借りられるレンタサイクルVVB(Vélo Ville de Bordeaux)を市内2か所の専門メゾンと6か所の公営施設に合計4500台配備。一方2010年には24時間営業で有料のコミュニティサイクルVCub(Cubはボルドー都市共同体の頭文字)を導入した。こちらは139カ所に1545台を配置している。

PIBALシティストリーマー(仮称)と名付けられたこの自転車のコンセプトは「バイク・スクーター」で、ペダルの前にステップを持つことが最大の特徴。アルミフレーム、蛍光色のホイール、ハブ内蔵ブレーキ、前後のキャリアを含め、スタルクらしい革新的なデザインになっている。耐久性、機能性、低価格(300ユーロ以下)にも気を配ったという。

プジョーが担当するのは生産で、自転車作り約120年の経験が認められた形になった。まずVVBや公園のレンタサイクルを、これに置き換えていく予定だという。

《森口将之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  5. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る