全国学校・園庭ビオトープコンクール、授賞式が開催

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「全国学校・園庭ビオトープコンクール2011」環境大臣賞を受賞した豊田市立寿恵野小学校ビオトープ部、ビオトープフラワー委員会の生徒たち
「全国学校・園庭ビオトープコンクール2011」環境大臣賞を受賞した豊田市立寿恵野小学校ビオトープ部、ビオトープフラワー委員会の生徒たち 全 17 枚 拡大写真

日本生態系協会は12日、「全国学校・園庭ビオトープコンクール2011」の発表会、および表彰式を開催した。同コンクールは地域の自然や生物との共存に向けた全国の幼稚園、小中学校、高等学校、大学などの取組みを表彰するもので、この日は上位5賞の活動内容が発表された。

全国学校・園庭ビオトープコンクール2011は、日独交流150周年の認定事業として開催。生物多様性保護や持続可能な社会、環境への支援活動をおこなうフォルクスワーゲングループジャパンが特別協賛している。

「ビオトープ(BIOTOP)」とは、地域の野生生物たちが暮らす空間のこと。自然環境や、自然と人との共存を体験的に学ぶ教材として、学校や幼稚園などに「学校ビオトープ」「園庭ビオトープ」の設置が進められている。

全国学校・園庭ビオトープコンクールは1999年から開催されており、今回が7回目。全国の幼稚園、小中学校、高等学校、大学など計142校が応募した。「野生の生きものの生息しやすさ」 「自然体験や環境教育の場としての活用状況」 「地域住民などとのパートナーシップ」 「持続可能な運営体制」などの観点で審査がおこなわれた。

この日発表をおこなったのは、文部科学大臣賞の尼崎市立七松小学校(兵庫県)、環境大臣賞の豊田市立寿恵野小学校(愛知県)、国土交通大臣賞の奈良学園中学校高等学校(奈良県)、ドイツ大使館賞の富田林市立青葉丘幼稚園(大阪府)、日本生態系協会会長賞の福岡工業大学(福岡県)の5団体。

寿恵野小学校の生徒たちは、ビオトープの再生・保全活動の様子を歌を交えながら発表。また青葉丘幼稚園の発表では、園児たちがビオトープに住むカエルたちのためできることを話し合う様子を映像で紹介するなど、子ども達が積極的に活動する様子が報告された。

ビオトープを活かした環境教育は1980年代にドイツで盛んになり、アメリカ、イギリス、オーストラリア、韓国など多くの国で取り組まれている。日本においては、「生物多様性国家戦略2010」や「環境保全活動・環境教育推進法にもとづく基本方針」にもその必要性が記されており、全国的な取組みとして普及が進められている。

《宮崎壮人》

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