トヨタ紡織、植物材料ケナフを活用したエンジン関連部品を初めて開発

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トヨタ紡織のケナフ活用技術を応用したエアクリーナーケース
トヨタ紡織のケナフ活用技術を応用したエアクリーナーケース 全 2 枚 拡大写真

トヨタ紡織は14日、自動車の軽量化による燃費性能の向上、および二酸化炭素排出量削減を目指して、従来のケナフ活用技術を応用したエアクリーナーケースを開発。デンソーの商標で、1月よりトヨタ『クラウンコンフォート』に採用されたと発表した。

トヨタ紡織グループは、15年以上にわたり、二酸化炭素の吸収能力が高い一年草植物「ケナフ」の繊維を活用した内装部品の開発に取り組んでいる。植物材料を活用したエンジン関連部品の製品化は、今回が初めて。

今回開発したエアクリーナーケースは、石油由来のポリプロピレン(PP)内に、ケナフ繊維を均一に分散させるためのコンパウンド(混合)技術を確立することで、PPとケナフを完全に相溶化。植物繊維を用いた射出成形部品の材料に必要な流動性を確保している。

これにより、ケナフ40%という高い配合率ながらも、高い製品品質を確保した射出成形工法を確立するとともに、従来品比で10%の軽量化と二酸化炭素排出量の20%削減を実現している。

《纐纈敏也@DAYS》

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