住友ゴム工業が発表した2011年12月期(1〜12月)の通期連結決算は、売上高が前年同期比12.0%増の6769億0300万円、営業利益が同13.4%増の539億2400万円となり、増収増益となった。
国内市販用タイヤは、夏タイヤでは低燃費タイヤを中心に販売が好調に推移。冬タイヤも年初の降雪などの影響で売上げを伸ばした。国内新車用タイヤも、東日本大震災やタイ洪水の影響で自動車生産台数が減少したものの、低燃費タイヤなどの拡販や販売価格の改定で、売上げを伸ばした。
海外市販用、新車用タイヤもアジア、中南米、ロシアなどの進行諸国での販売が好調に推移。前年を上回る売上高を記録した。
経常利益は同17.5%増の499億2700万円。最終利益は、震災と霧島山の噴火に伴う特別損失46億9600万円を計上しながらも、同32.5%増の283億8600万円を達成した。
今期の業績見通しは売上高が同4.2%増の7050億円、営業利益が同15.0%増の620億円、経常利益が同12.2%増の560億円、当期純利益が同5.7%増の300億円とした。