【レクサス GS 新型発表】ハイブリッド燃費4割向上 グリルシャッター採用など

自動車 ニューモデル 新型車
レクサスGS450h
レクサスGS450h 全 3 枚 拡大写真

トヨタ自動車の新型レクサス『GS』のハイブリッドモデルは、JC08モード燃費が18.2km/リットルと先代に比べて42%向上している。この燃費改善にはグリルシャッターの採用など様々な工夫が施されている。

トヨタのHVシステム開発室室長を務める佐藤俊男氏は「非常に先代は走りが好評だったが、燃費面でもっと良くしてほしいという要望が強かった。今回は走りの部分はそのままで、燃費性能、環境性能の部分を大幅に改良しようということでやった」と振り返る。

このため「エンジン、車両の抵抗削減、ハイブリッド制御の3つで約4割燃費を向上させた。エンジンがそのうちの3分の1、車両の改良で3分の1、残りの3分の1をハイブリッドシステム制御でやった」という。

まずエンジンは「一番大きいのがアトキンソン化。アトキンソン化すると、どうしてもハイパワーとの両立が難しいが、エンジン内部のフリクションを下げることなどで、ほぼ同じマックス出力値を出せるようにした」と説明。

車体では「グリルシャッターを搭載して空力性能を上げている」という。このグリルシャッターはハイブリッドモデル「GS450h」専用のもので、ロアグリルの内側に搭載されている。車速に応じて開閉することでエンジンルームへの空気流入を制御し空気抵抗を抑制するとともに、外気温やエアコンの負荷に応じた開閉も行うことで実用燃費の向上にも寄与するとしている。

また「ハイブリッドシステムは、制御を大幅に手を入れている。モーターを制御するロジックを変えることで、同じ仕事をモーターがするのにも少ない電力でやれる工夫をした」という。GS450hの発売は3月19日で、価格は700万~800万円。

《小松哲也》

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