ヤマハ発動機、今期配当予想5円50銭減配の年10円…配当性向20%は維持

自動車 ビジネス 企業動向
ヤマハ発動機・柳弘之社長
ヤマハ発動機・柳弘之社長 全 3 枚 拡大写真

ヤマハ発動機は15日、2012年12月期の配当予想を前期比5円50銭減配の年10円とすることを明らかにした。ヤマハ発動機は前期に3年ぶりの復配にこぎつけばかりだが、その直後での減配ということになる。

ヤマハ発動機の柳弘之社長は同日、都内で開いた決算会見後、一部報道陣に対し「今回は投資と収益と株主還元の3つをバランスさせながら、次の成長をしていきたいということで、その基準として配当性向20%においた」と説明した。

実際、今期の連結純利益予想170億円で、年10円配とする場合の配当性向は20.5%。また前期の連結配当性向も純利益269億円に対し年間配当15円50銭なので20.1%となる。

また、今期の純利益が37%の減益見通しとなるのは、新興国向けの商品開発や現地での生産能力増強に伴う投資を計画していることが要因のひとつになっている。今期の研究開発費は前期比9.2%増の710億円、設備投資は同53%増の690億円を見込んでいる。

ただ柳社長は、配当性向20%はあくまでも下限とした上で、「全体的な収益、キャッシュフローの状況によって、その都度考えていきたい」と述べた。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  5. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る