日産自動車の関連会社である日産マリーンは、『サンキャット26II』『ウイングフィッシャー23EX III』の2艇種をモデルチェンジし、2月20日から発売した。
サンキャット26IIは、日本では日産マリーンのみ製造しているカタマラン(双胴)型プレジャーボート。今回キャビン入口のルーフ高を従来より約130mmアップし、キャビンへの出入りをよりスムーズにした。室内レイアウトはベンチシート型から対面シートに変更、乗船者の快適性向上を図り、ハードトップには操船者が頭を出せるルーフハッチを新たに設けた
左右燃料タンクの切り替えを、操縦席で確実に行えるようにしたほか、インストパネルを全面変更し大型GPS魚探も搭載可能にした。冷暖房と除湿もできる快適な純正マリンエアコンをオプション設定した。
価格はBF150セットが786万4500円から。
また、ウイングフィッシャー23EX IIIは、小型ながら本格的なキャビンを備えたフィッシングボート。今回のモデルチェンジでは、F仕様(FRP製キャビンドアー付)を新たに設定し、リアデッキコントロールなどを直接設置できる高機能な一体型バルクヘッドを追加した。
従来型のガラス製キャビンスライドドアーもX仕様として併存する。バウパルピットを高く、太くして、キャスティングをしやすくした。フロアー下に大型収納庫を新設し、利便性の向上を図った。油圧ステアリングも標準装備する。
価格はBF135セットが405万3000円から。
今回の2艇種は、2012年3月1日から開催される「横浜国際ボートショー」に出展する。