マツダ、新株発行や劣後ローンで2300億円を資金調達

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マツダ本社
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マツダは、新株式発行と株式売出し、劣後特約付ローンによって約2300億円を資金調達すると発表した。

マツダは、輸出比率が高いため、円高の定着で為替差損が大きく経営を圧迫、財務体質が悪化している。メキシコに工場を新設するなど、海外生産体制の強化を急いでいるが、一方で低燃費エンジン開発などで研究開発投資も膨らんでいる。これら設備投資や研究開発の資金を調達するため、新株式発行などで総額1700億円を調達する。

公募による新株式10億9975万株を発行するほか、オーバーアロットメントで1億1925万株の株式の売出す。これによって概算で1627億9980万円を調達する。

この資金のうち、400億円をメキシコ工場の設備やロシア・アセアンに今後新設する持分法適用会社の投資資金に、300億円を環境・安全対応車を製造する設備投資資金に、約928億円を内燃機関の環境性能の向上や電動化技術の研究開発資金にそれぞれ充当する。

また、金利は高いが返済の優先順位の低い劣後ローンで700億円を調達、既存の有利子負債の返済と新興国向け投融資資金の一部に充当する。

同社の現在の発行済株式総数は17億8037万7399株だが、今回の増資後の発行済株式総数は29億9937万7399株となる。

《レスポンス編集部》

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