日産ゴーン社長、中立的なレートは1ドル90〜100円

自動車 ビジネス 企業動向
日産自動車カルロス・ゴーン社長
日産自動車カルロス・ゴーン社長 全 2 枚 拡大写真

日産自動車のカルロス・ゴーン社長は27日、1ドル=80円台に戻した為替レートについて、「理にかなった動きだが、まだまだあるべき水準ではない。中立的な水準は1ドル90円から100円だろう」と述べた。円高是正の動きを歓迎する一方、適正水準にはほど遠いとの認識を示した。

同日、神奈川県厚木市の同社施設で記者団の質問に応えた。ゴーン社長は、強い通貨は「経済が強く、(貿易収支などの)赤字のない国や地域の通貨」とし、ここ3年間の円高は「根拠のないもの」と指摘した。

そのうえで、円高が修正方向に向かっているのは「論理的な動き」と評価した。また、日本企業は「極めて不利な競争条件に置かれている」とし、円安がさらに進むよう「行政からのサポートをお願いしたい」と、政府や金融当局に注文した。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スイスポ最終モデルの完全進化形! BLITZが手掛けた“走りと快適”の完熟セットアップPR
  2. 【BMW R1300RT 試乗】200km/hクルーズの快適さは、もはや飛行機レベル…佐川健太郎
  3. BMWの電動スクーター『CE 04』、3つの新デザインバリエーション発表
  4. 鋭意開発中、ブリッドがプロトタイプシートを公開へ…オートメッセ in 愛知 2025
  5. 名車「964型ポルシェ 911」を最新の姿に甦らせる、シンガーが最新レストア作品披露へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る