日産CMF、8割の部品共用化が可能 新設計技術
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従来の車台(プラットフォーム)の共有化を進化させ、部品の大幅な共通化などを進める。CMFでは、車両を(1)エンジン関係、(2)フロントアンダーボディ、(3)シートを含むコックピット、(4)リヤアンダーボディの4つのモジュールに分け、さらに電子部品をまとめた「電子アーキテクチャー」を加えた、5つの要素を最適に組み合わせて開発を進める。
こうしたモジュールの組み合わせにより、小型車や大型車、SUVなどの間で大幅な部品共用化を実現するとともに、性能レベルも高めるようにする。2013年に発売する車種から順次、この設計技術を反映していく。
記者会見した坂本秀行執行役員は、「コストベースで現状の4割から8割程度へと部品共用化比率を拡大することが可能」と説明した。
《池原照雄》