ソーラーフロンティア、太陽電池サブモジュールの変換効率で世界記録

自動車 ビジネス 企業動向

昭和シェル石油の太陽光発電子会社、ソーラーフロンテイアは28日、エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)との共同研究を受け、30cm角CIS薄膜太陽電池サブモジュールの開口部面積でエネルギー変換効率17.8%(同社測定値)を達成したと発表した。

同社執行役員技術本部長の栗谷川悟氏は、「今回のエネルギー変換効率は、サブモジュールで実現したもの。サブモジュールでの開発にこだわる理由は、商業生産への適用を容易にするため。今回の記録更新は商業用モジュールのエネルギー変換効率の目標へ向けて、順調に前進していることを示している」と述べた。

また、同社常務執行役員の平野敦彦氏は、「今回の記録は、ソーラーフロンテイアがCIS薄膜太陽電池の量産技術だけでなく、CIS技術のパイオニアとして基礎技術に関しても着実に進歩を続けていることを示している」と述べた。

同社のCIS薄膜太陽電池は、2011年に本格的に商業生産を開始した国富工場で生産されている。現在、国富工場では、出力164wのチャンピオンモジュール(開口部面積の変換効率14.5%、モジュール変換効率13.38%)の生産に成功している。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
  4. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る