デンソーとインテル、次世代型車載情報通信システムを共同開発へ

自動車 ビジネス 企業動向

デンソーは29日、米インテルと次世代型車載情報通信システムを共同開発することで合意したと発表。両社は、現在のカーナビゲーションシステムに代わる新しいシステムとして、IT関連技術を活用した次世代型車載情報通信システムの開発を目指す。

今回、デンソーとインテルは、車両の情報や様々な車外の情報をタイムリーにドライバーに提供し、スマートフォンやタブレット端末のような、ユーザーインターフェースを備えた次世代の車両に搭載するための新しい車載情報通信システム向けプラットフォームの開発を目指す。

共同開発では、インテルの持つIT関連技術に関するノウハウと、デンソーのIT関連製品を車両へ搭載するために必要な品質要件、インフォテイメント機能に要求される機能進化との両立に関する専門性など、両社の幅広いノウハウを効率的に活用する。

従来の車載情報システムでは、ナビゲーション機能を中心としたものだったが、今後は、ドライバーや同乗者が車内外にある情報を必要に応じ自由に入手してディスプレイに表示させるなど、よりフレキシブルで、インフォテイメント機能も兼ね備えた車載情報通信システムに進化していくと、同社は考えている。

デンソーでは、今後インテルをはじめとする様々なIT関連企業、半導体メーカー、家電メーカーなどと共同で、次世代型車載情報通信システムに必要な技術の開発と製品プラットフォームの拡充に取組んでいく構え。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  5. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る