三菱電機、タービン発電機の生産能力を拡大…年間60台レベルに

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300MVA級タービン発電機
300MVA級タービン発電機 全 4 枚 拡大写真

三菱電機は1日、発電設備の世界的な需要拡大に対応し、タービン発電機の生産能力を拡大したことを発表した。同社は、コンバインドサイクル発電などの高効率発電プラント向け発電機を年間60台生産可能な体制を整えた。

今回、同社は兵庫県神戸市にある電力システム製作所にて工場建屋3棟の新設のほか、生産ラインの再構築や最新鋭の生産設備を導入、海外原子力プラント向け世界最大容量(2000MVA級)の発電機も製造可能とし、幅広いニーズに対応した。

同社は、2007年度までにタービン発電機の生産能力を2003年度比約2倍の年間45台に増強してきたが、今回、工場建屋3棟の新設と生産ラインの再構築などにより、年間60台レベルの社内体制を整備。さらに、海外生産を含めた社外調達により年間80台のグローバル供給体制へ拡大することを目指す。

同社によると、新興国を中心とした世界的な電力需要の拡大に伴い、世界の発電設備容量は今後も年間平均185ギガワットのペースで増加を続け、2020年には2008年比約50%増の6941ギガワットに達する見通し。天然ガスによる高効率なコンバインドサイクル発電向けの中容量タービン発電機の需要が大きく拡大すると、同社では見込んでいる。

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