東北沿岸部、7割の企業が事業再開…帝国データバンク

自動車 ビジネス 企業動向
宮城県女川町(6月)
宮城県女川町(6月) 全 6 枚 拡大写真

帝国データバンクは、岩手、宮城、福島3県沿岸部の「津波被害が特に大きかった地域」と「原発事故による警戒区域・計画的避難区域」に本社のあった5004社を対象に、震災から約1年時点での活動状況について、現地聞き取り調査を行った。今回の調査結果は、昨年7月8日、22日に発表した調査レポートの続報となる。

今回の調査で事業再開を確認できた企業は、全体の70.1%にあたる3507社。昨年6月調査時よりも事業再開の比率は20ポイント上昇した。しかしその一方で、休廃業ならびに実態の判明しない企業の合計は29.9%の1497社で、震災から1年経てなお、依然として実質営業不能状態のままであることが分かった。

業種別では、事業再開の比率が高いのは運輸・通信業(83.6%)と卸売業(77.7%)。他方、全体平均を下回ったのは小売業(63.8%)と建設業(67.7%)。

県別では、福島県が最も深刻な状況で、休廃業が705社(58.5%)を数え、実態の判明しない企業を合わせると、全体の約7割が実質営業不能状態のままとなっている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
  3. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る