米国新車販売、トヨタとホンダの回復が鮮明に…2月実績

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トヨタ・カムリ
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民間調査会社のオートデータ社は1日、2月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は114万9398台。前年同月比は15.7%増と、9か月連続で前年実績を上回った。

米国ビッグ3では、首位のGMが20万9306台をセールス。前年同月比は1.1%増と、2か月ぶりに前年実績を上回った。シボレーブランドの小型セダン、『クルーズ』が10.1%増の2万0427台を販売。大型ピックアップトラックの『シルバラード』は、1.8%増の3万2297台と2か月ぶりに増加した。

2位のフォードモーターは、17万8644台を販売。前年同月比は14.3%増と、9か月連続のプラスとなった。コンパクトカーの新型『フォーカス』が、114.6%増の2万3350台と大躍進。SUVの『エスケープ』も、モデル末期ながら3.7%増の1万8666台と、引き続き売れている。

クライスラーグループはトヨタを下回り、5か月連続の4位。その販売台数は13万3521台で、前年同月比は40.4%増と23か月連続のプラスだ。大型ピックアップトラックの『ラム』が、21%増の2万2595台。ジープブランドでは、『グランドチェロキー』が47%増の1万2724台と伸びた。

日本メーカーのビッグ3では、3位のトヨタが15万9423台を販売。前年同月比は12.4%増と、3か月連続で前年実績を上回った。ベストセラー乗用車の『カムリ』が、2011年秋に新型を投入した効果で26.9%増の3万4542台と好調。『プリウス』も52.1%増の2万0589台と売れた。『RAV4』は0.9%増の1万2677台と、回復する。

5位のホンダは、11万0157台を販売。前年同月比は12.3%増と、2か月連続のプラスとなった。主力車の中では、『アコード』(日本名:『インスパイア』)が6.3%減の2万0702台と、2か月ぶりに減少。一方、『シビック』は36%増の2万7087台と大幅増だ。『CR‐V』も1月に新型を投入した効果で、2月は2万4759台を売り上げ、2か月連続で前年実績を上回った。

日産は、3か月連続でホンダを下回り6位。その販売台数は10万6731台で、前年同月比は15.5%増と、9か月連続で増加した。主力の『アルティマ』が、58.4%増の3万2953台と牽引。小型SUVの『ローグ』も、17.5%増の1万3423台と人気を集めた。

《森脇稔》

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